高校物理 B=μH が一般には成り立たない現象

高校物理で習う B=μH の(公)式が、一般には成り立たたたず、

大学初期で、理論が行き詰まってしまい、教育や理論が進歩せず、
もう長年ずっと改善していないことがわかった。
 
透磁率μは、フェライトなどの磁性体では、
・B-Hカーブに見るヒステリシス特性[1]
・コイルで磁気が飽和する現象[2]
こうした電気的特性があり、
 
B=μHの比例定数でもある透磁率μは、変数になっているために、
一般には比例関係にはならない。(B=μHは、おそらく空芯コイルだけ成り立つ??)
 
高校で習った教育内容の電磁気理論は、その後の大学の教育過程では、2年ももたずに、いとも簡単に崩壊していた。
 
(空芯コイルではある程度使えるかもしれないが、鉄、フェライトなど透磁率が大きくなり、残留磁気が現れる場合は、理論の再構築が必要と考えられる課題事例。)
 
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長岡半太郎さんの空芯コイルの自己インダクタンス計算には、表で決められる可変の長岡係数が使われていた。
時代的に古い理論が現在では、理論の正確さと計算精度が著しく下がり、計算値が実測値に合わない現象があり、それが明示されず、放置されてきた学問の状況に少なからぬ衝撃を受けた。
現在までの高校の物理学は、電子産業の発展においついておらず、進歩が停止しているように思う。

物理学は産業の基礎知識になるべきなので、発展性を持った、後の仕事に応用できることが必要と思う。
 
参考資料:(引用)
[1] B-H曲線
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出展元:
 
 
[2] コイルが磁気飽和する現象
 
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