らせんコイル式電磁石加速装置のアイディア

円形電流の磁場の式 H=I/(2r)に従って、コイルの半径r[m]に反比例して磁界Hが強くなる原理を応用し、磁性体を加速する加速装置のアイディアです。

この加速装置を連結することで、磁性体の速度はより大きくなる目論見です。

 

用途:一般の実験用として、電磁石遊びの実験に使います。

 

※ 注意:

高校物理で学ぶ B=μH の式は、磁場Bの強さが物質の透磁率μに比例すると言っていますが、物質が磁性体の場合、磁界の強さBが飽和するという現象やヒステリシス特性が語られない場合が多いです。[ブログ中記事]

ここでも、加速には限界があり、鉄やフェライト等、透磁率の大きい物質は磁気飽和しやすい性質があります。

コイルに直列の電源スイッチのOFFの瞬間に、コイルに蓄えられた電流のエネルギー

E=(1/2)LI^2[J]は、電流の流れる行き場がなくなり、電波(電磁波)が出ると予想されます。

 

rev. 0.1 : 2023/09/15 

円形電流の式を訂正 H=I/(2r) ... 図中のH=I/(2πr)は、線形電流の磁場の式で、誤記です。

参照:

wakariyasui.sakura.ne.jp

rev. 0.2 2023/11/14 

SW OFFで電波が出る説明を追記。