どうしてラジオが聞こえるの?

中学校の技術家庭科で作ったラジオを、高校生の数Ⅰの範囲で、その電気的動作を説明を試みました。
概ね、定量的に計算式でラジオの動きが説明できたと思うので発表します。

1. AM中波ラジオの聞こえる仕組み
スーパーヘテロダイン式ラジオが聞こえる仕組みを、小学生の加減乗除の計算と、高校一年生の三角関数の知識だけを使い、その電気的動作特性を、数式で優しくわかりやすく説明しました。(AM中波ラジオ)

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2.FM /VHFラジオの聞こえる仕組み
FMラジオやFM受信機に使われてきたレシオ検波回路の持つF/V変換特性をLTspiceで解析し、そのFM復調原理の本質をわかりやすく理解できるように、その動作解明を行いました。
また、F/V変換器のFV特性を、一種の実験式として導く方法を考えました。
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3. ゲルマニウム・ラジオ(英語:Crystal Radio)の聞こえる仕組み


(Google+概説記事)
PS.
ゲルマニウム・ラジオの聞こえるしくみは、国内では包絡線検波理論がいわれてきましたが、実際の回路は、それと異なるダイオードの高周波特性として、周波数変換動作(正弦波の乗算に近似される特性)で動いています。
このことは現在でも一般によく知られていません。
上の3番のゲルマニウムラジオの聞こえる仕組みの計算が一番難しくなっています。