カエルの解剖実験回避作戦(小学校高学年)

現在、ご当地では田んぼの面積が縮小、カエル、メダカ、コブナ、タニシ等、
生息数が激減し、絶滅危惧種に指定されて久しい。

小学生、中学生当時は、まだ相当数の生息数があったが、用水路を
コンクリート製にする用水路整備、そして、冬場に水を貯めない耕作法の
変化により、生態系に大きな変化が起きてしまった。

理科の学習で、先生からカエルを捕獲することを先生から指示されていたが、
僕たちは、犠牲になるカエルの生命を助けるため、申し合わせて、
「カエルの捕獲には行ったが、捕まらなかった。」
と言い訳を考え、実験の回避策とした。

僕たちの作戦は成功し、多くのカエルの命が救われる成果を得た。

解剖結果は、教科書の図であらかじめわかっていたので、僕たちは、この実験は
やるべきではない、という意見で一致していたが、先生に意見することは危険であったため、
この作戦を内緒にした。