7+8はいくつですか? (小学一年生)

小学校一年、担任の先生は、オッカナイ女の人でしたよ。

 
「7+8はいくつですか?  直ぐ答えなさい!!」
 
僕は、一桁の足し算が、暗算でできませんでした。
 
桁上がりの考え方を先生は教えることなく、とにかく答えなさい、と
たくさんの問題を出されました。
 
「はい! はい!」・・・
みんなは、普通に、当たり前にできてましたよ。
 
僕だけできず、恐怖心に震えながらも、
とっさに、両手の指を使う計算法を思いつきました。
 
まず7本の指を折ります。そこから、8本分の指を、頭を振りながら
数え、7+8=15 ・・・という具合に答えを計算することを瞬時にあみだしました
 
ところが・・・、先生は厳しかったです。
 
指を折って、指を数えている僕を見つけるやいなや、
「ほーら、みんな。見てごらんなさい!! バカでしょ!!!」
 
勝ち誇った独裁者の先生は、僕を笑いものの、さらし者にして、
 
「あー、ハッ、ハッ、ハッ、ハーww〜」
 
それはそれは、とても辛く、辛く、苦しく、悲しい、まさに地獄でしたね。

f:id:M2019J1:20190922151237g:plain結局、桁上がりの考え方を先生が教えることはありませんでした

足し算暗算の天才さんである先生にしてみれば一桁の足し算が暗算でできるのは当たり前で、桁上がりや、ゼロ(0)の数の概念を教える考えは全然無かったのだと思います
 
桁上がりの考え方は、2年の担任の先生(・・・この先生はやさしかった。)
になるまで、教わることはなかったのです。
 
一桁の10進数は、足すと10以内になる場合と、11以上になる場合には、
人の両指の数10を越えるという数の論理的壁が子供にはあると思うのですが、
先生はそのような些細なこととは何も気にはならないんでしょうね。
 
ゼロ(0)の概念は、学研の「学習」で人間が長い歴史上、ゼロ(0)が無いことで
苦労していた話を知りました。
 
板書して説明してくれれば、桁上がりは、笑いものにされ
虐められるバカな僕にもわかったと思いますけど・・・。
 
先生は小一の僕には、絶対の強大な独裁者であり、
偉くてそれはそれは恐ろしいですから・・・。
 
この地獄は1年間も続きました。子供の僕には耐え難いものでした。
 
毎日のように、クラスの生徒を誰かひとり捕まえては、
ことごとく怒鳴って叱って、カンプ無きまでたたきぬき、ビンタして、
精神的にトコトン追い込み、大泣きさせて、さらに、クラス全員(40人以上のクラス)に
ひとりひとり、涙をこぼして「ごめんなさい。ごめんなさい。・・・」
謝らせると、それで彼女の攻撃心は満足していたと思います。
 
 
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ご注意:
このお話はフィクションで、冗談ですので、本気にしないで下さい。

ここで、問題です。
僕らは今、小学校一年生の新入生です。
足し算はまだ習ってないところです。
先生は算数の天才さんですので、足し算は当たり前にできると思っていて、桁上がりの考え方を教えてくれません。
さて、この状況で、僕たちは、先生から、「7+8はいくつですか? すぐに答えなさい! できなかったら廊下に立ってなさい!」、と言われたらどうしますか?
ドラえもんは電池切れで動かないとします。