カンテナの表皮効果は大丈夫じゃないかも??!

カンテナの構造

アルミニウムの缶を使ったアンテナの工作は、人気のあるテーマです。

表皮効果で、電波の表面電流が減衰しないかを考えたところ、作り方の多くの例で、電波の電流の減衰が大きくなっている可能性があるかもしれません。

周波数(5MHzから25MHzの計算例)と表皮効果による電流減衰の関係 銅の厚み

周波数100MHz 〜 2500MHz(2.5GHz) の表皮効果による電流減衰 銅の厚み
(アルミニウムは調査中)

430MHzの高周波電流が1/eになる厚みは、わずかに3.1ミクロン(銅の場合)と非常に薄い銅の金属表面に電流が集中し、金属内部はほとんど電流が流れない。

 

対策案:

・高周波電流が、アルミの表面を流れる構造にする。

・給電部等は、アルミ表面の滑らかになるよに、みがき粉等で、ピカピカに磨く。

(紙やすり仕上げではザラザラで高周波電流の流れを妨げる恐れあり。)

表面状態を磨くための材料例

2023/02/19