土星の輪を見たい「ガリレオ式30倍望遠鏡の改造」(小学3年生)


学研の「科学」の付録のガリレオ天体望遠鏡(30倍)を組み立てた。
最初は何かすごい星が見えると思っていたが、星は白い点にしか見えず、図鑑でみるきれいな星雲はいくら探しても見つからなかった。

アポロが行った月のうさぎさんのもちつき模様やクレータ、そこから広がって光る放射状の線は見えた。

僕は、どうしても土星の輪を見たかった。それは「科学」の本の記事に、土星の輪が見えるようになる改造法が書いてあったからだ。

イメージ 1
土星(出展:国立科学天文館さん(Copyright Reserved.))

それは、画用紙の鏡筒の内側を真っ黒に塗りつぶすことと、鏡筒内の光経路中に小さな円の穴のあいた絞りをつける、これが重要な改造ポイントだった。

絵の具で真っ黒に鏡筒の内側を塗り、乾くのを待ってから、その光学絞りをつけた。
(これで明るい土星がくっくりした星像になるはず。)

苦労した望遠鏡の改造は完成した。
しかし、困ったことが起こった。

土星の位置がわからない。本にも書いてない。
望遠鏡をどこに向けたら良いのかわからない。
いくら探しても、土星は見えなかった。

同じ夏休みの縁側、南の空に北斗七星の形に似た小さな星座が見えた。
あれは何なのだろう?

プラネタリウムの模型をみたらなんとびっくり。
南斗六星」という星座の名前が見つかった。

教科書には北斗七星が書いてあった。しかし、さがしても見つからない。
それは北極星の周りにカシオペア座とともに見えるはずだったが、見えなかった。
(正確には、北斗七星がでかすぎて、そんなふうに広く見るとは見方を知らなかった。)

ずいぶん望遠鏡でさがしたがアンドロメダ星雲も見えなかった。
その望遠鏡で流星は全く見えなかった。一個も見つからなかった。・・orz

・・・あれ、木星も見えない。どこにあるのかわからない。
ガリレオ衛星はいったいどこにあるのか・・・orz

黄道って何??  わからなかった。